よくある質問とその答え


ワクチン編

Q 妊娠中でも接種できますか?
A 妊娠中は接種できません。
子犬に免疫を付ける意味でもできる限り妊娠3週間前までの接種をお勧めします。
Q 病気を患っていても接種できますか?
A 基本的に健康体でなければ接種できません。
例外的に病気の種類や状態によっては接種可能な場合もありますので、詳しくは当院の獣医師にご相談ください。
Q 接種後注意することはありますか?
A 接種当日は安静にし、接種後2〜3日は激しい運動やシャンプーを控えてください。 様子がおかしい場合はすぐに当院にご連絡ください。
Q 副作用はありますか?
A まれにアレルギー反応として、嘔吐・下痢・唇やまぶたのむくみが認められたり、 けいれんや虚脱(意識を失う)を起こすことがあります。そのような症状が見られた場合は緊急を要しますのですぐに当院にご連絡ください。
Q 接種後すぐに免疫が付くのですか?
A 接種後十分な免疫ができるまで通常約2〜3週間かかります。
その期間は他の犬との接触を避けてください。 ただし初めての接種では一回では十分な免疫ができないことがあります。
詳しいことは担当の獣医師にお尋ねください。
Q 予防接種は一生に一回打てば十分ですか?
A 狂犬病も伝染病予防接種(混合ワクチン)も免疫の持続期間は約一年間です。年一回の追加接種が必要です。
また、伝染病予防接種(混合ワクチン)に関しては初年度のみ約一ヶ月毎に2〜3回の接種が必要になります。
詳しいことは担当の獣医師にお尋ねください。
Q 接種すれば伝染病にはかからないのですか?
A 残念ながら伝染病予防接種(混合ワクチン)は100%病気を予防できるものではありません。しかし、接種した動物は、病気になってしまったとしても接種していない動物と比べるとその症状ははるかに軽くすみます。

フィラリア症編


Q いつから予防を始めればいいのですか?
A 生後2ヶ月から投与を始めます。
なお、生後6ヶ月までは血液検査なしに予防が始められますが、それ以降は検査が必要になります。
詳しくは担当の獣医にご相談ください。
Q 犬フィラリア症の予防薬を開始する前になぜ検査が必要なのですか?
A 犬フィラリア成虫により産出されるミクロフィラリア(子虫)が、犬の体内にいることを知らずに予防薬を飲ませた場合、一度に大量のミクロフィラリアが駆除されることでショック症状を起こし、最悪の場合死に至ることもあるからです。
Q うちの犬は錠剤が飲めないのですが予防できますか?
A 当院では予防薬として錠剤の他に、角切りビーフのようなソフトタイプのチュアブル剤をご用意しております。こちらは錠剤に比べると食べやすく、ほとんどの犬が自ら進んで食べてくれます。薬が苦手な犬にもストレスなく投薬を続けることができ、さらに同時に人への感染もある犬回虫・犬鉤虫の駆虫ができるという利点があります。
また、2014(平成26)年より注射薬(一年に一回接種)での予防も開始しました。

ノミ・マダニ編


Q ノミ・マダニに咬まれてもかゆくなるだけですよね?
A かゆみだけではなく、ペットの健康上深刻な問題を引き起こすことがあります。
詳しくは「ノミ・マダニの予防」をお読みください。
Q 室内で飼っていればノミ・マダニはつかないですよね?
A ノミ・マダニは人間が草むら・公園・歩道など外出先から持ち帰ることがあります。
また、ペットを飼っているお友達が連れてきてしまう恐れもあります。家だけにいるからといって決して安心できません。
Q 冬は予防する必要はないですか?
A ノミは13℃以上で繁殖可能、マダニは気温が低くても活動可能です。
一年を通して予防することをお勧めします。
Q ノミやマダニは見つけたら手で潰せばいいから予防なんて必要ないですよね?
A ペットにノミが5匹付いていたらその周辺にはなんと95匹の卵・幼虫・さなぎが潜んでいるといわれています。そのため、目に見える成虫だけを殺しても、完全に駆除したことにはならないのです。
また、ノミ・マダニは体内に病原体を取り込んで媒介している可能性があります。
安易に潰していると、それらを摂取して人間が病気に感染してしまう危険性があります。絶対にやめましょう。
詳しくは「ノミ・マダニの予防」をお読みください。
Q ノミ・マダニの駆除剤は病院以外に売っている安いもので十分ですよね?
A ホームセンター・ペットショップ・スーパーマーケットなどで売られているスポットオン製剤のほとんどは動物用医薬部外品です。効果が低いものや、持続力の弱いものが多くあります。動物病院だけで処方されている駆虫・予防薬を使用した方がより確実です。当院では数種取り扱っており、価格や環境等によって合うものをお勧めしております。お気軽にご相談ください。

しつけ編


Q 甘噛みがひどくて困っているのですが…
A 甘噛みの原因は乳歯が永久歯に生え変わる際に生じる歯痒さをごまかすためと言われています。したがって歯の生え変わりが進むにつれて頻度は徐々に落ち着いてきます(一般的には1歳前後)。しかし中には噛み癖が残ってしまうこともありますので、子犬の頃から人の手足を噛むのはイケナイと言い聞かせることは大切です。
詳しいしつけに関しては当院スタッフにご相談ください。
Q 無駄吠えがひどいのですが…
A 飼い主様がリーダーシップを発揮し、かつ犬を家族の中で最下位に位置付けできているかが無駄吠え防止の基本です。
犬種による特性もありますが、主従関係が十分に築かれていれば解決できるケースがほとんどです。
詳しくは当院スタッフにご相談ください。
Q 噛んだり吠えたりした時は叩(たた)いてもいいですか?
A 結論から言うと「叩いてはいけません」。
人間から叩かれることで、犬は「人間は怖いもの、人の手は凶器」と感じるようになります。犬が吠えたり、噛んだりするのは恐怖心が原因です。しつけの第一歩は「人は怖くないよ」と教えることです。それにより「問題行動」と呼ばれるものが自然と解決することも多々あります。

病気編


Q 犬猫から人間にうつる病気はありますか?
A それほど多くはありませんが、寄生虫や伝染病の中にはいくつか人間に感染するものがあります。
寄生虫では回虫や瓜実条虫(サナダ虫)などが良く知られています。伝染病では特に犬のレプトスピラ症に気を付けましょう。
また、ノミ・ダニも人間に被害を及ぼしますので、しっかり予防・駆虫をしましょう。
Q 猫のエイズ(FIV)や猫白血病ウイルス感染症(FeLV)は人にも感染しますか?
A どちらも人間にはうつりませんのでご安心ください。
Q 最近うちの犬(または猫)がなんとなく元気がないのですが、年齢のせいでしょうか?
A 7歳からはシニア(老齢)世代に突入し、色々な病気が出てきます。
年齢のせいだと思い込み放置してしまうと、手遅れになってしまう場合もあります。いつもそばにいる飼い主様が普段と何か違う…と感じるのが一番のサインです。
お気軽に当院へご相談ください。
Q 人間ドックのような全身的な健康チェックをする方法はありますか?
A 当院では7歳以上のシニア世代のワンちゃん・ネコちゃんへ一年に一度のペットドックをお勧めしています。
内容は血液検査(CBC・生化学・フィラリア症[犬のみ] )、レントゲン検査(胸部)、超音波検査(腹部)、心電図検査です。通常検査よりリーズナブルなセット料金設定となっております。
期間限定で、さらにお安くキャンペーン価格でのご提供もあります。詳しくは当院スタッフへお尋ねください。