設備紹介



以下の写真はすべて、リニューアルオープン前の名護市港でのものです。
名護市為又での写真は近日アップいたします。今しばらくお待ちください。
2022年7月30日



受付・待合室

受付

待合室

普段は、リラックスしてお待ちいただけるように、沖縄の海の映像や病気についての映像などを流しています。

必要に応じて、病気に関するDVDや顕微鏡画像をご覧いただいております。

目隠し待合室

恐がりなワンちゃんネコちゃんが隠れてゆったりと待てるスペースになっております。



診察室・薬局


第一診察室

第二診察室・超音波検査室


カラードプラ超音波診断装置 LOGIQ-S7(GEヘルスケア・ジャパン社製)

2015年秋より沖縄県内初の最新型カラードプラ超音波診断装置(LOGIQ-S7:GEヘルスケア・ジャパン社製)を導入しました。これによりペットの高齢化に伴い増加傾向にある循環器系疾患(心臓疾患、血管疾患)や腫瘍性疾患等の予防・早期発見・早期治療が可能となりました。

 さらに、従来の機器に比べて検査時間が約1/5に短縮されたことで、ペットへの肉体的・精神的負担が軽減されます。



検査室


検査室、モニター室

当院では下記のような様々な検査を院内で行い、飼い主様に少しでも早く検査結果をお伝えできるよう努めております。

特殊な検査に関しては検査機関へ依頼しております。


院内検査

  • 血球計算(CBC検査)
  • 血液生化学検査
  • 尿検査
  • 糞便検査
  • 細菌培養器を用いた薬剤感受性試験(適正な抗生物質の選択)
  • 顕微鏡検査
  • ウィルス検査各種
  • フィラリア抗原検査 等

モニターには隔離病棟や入院室に設置しているカメラからの映像を映すことができます。


ポータブルスリットランプ

2018年7月よりポータブルスリットランプ(英国キーラー社製)を導入しました。

この機器により、多段階に調節できるスリット光を使って、角膜損傷や白内障、前眼房の状態を評価できます。 従来の検眼鏡よりも、格段に眼科疾患の診断精度が上がりました。

 


動物用トノペンAVIA

2018年7月より動物用トノペンAVIA(米国ライカート社製)を導入しました。

この機器は、扱いやすい手持ち眼圧計です。軽量で人間工学に基づくデザインを採用し、搭載する最新の電子測定技術により、迅速かつ正確な眼圧測定を行なうことができます。


動物用免疫反応測定装置 フジドライケム IMMUNO AU10V(FUJI FILM)

2019年1月より動物用免疫反応測定装置(フジドライケム IMMUNO AU10V/FUJI FILM製)を導入しました。これにより犬猫の血液中の様々なホルモン測定(甲状腺ホルモン(T4)、甲状腺ホルモン刺激ホルモン(TSH)、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)、TBA(総胆汁酸)の測定を院内にて短時間で行うことができるようになりました。

従来県外に郵送し検査していたため、結果までにかなりお時間を頂いておりましたが、院内での診断が可能になり、救急外来、手術前評価などの迅速性を求められる検査の選択肢が拡充いたしました。また、郵送費が掛りませんので従来よりお安くご提供できるようになりました。

この機器で診断できる疾患としては、主にクッシング症候群、アジソン症候群(コルチゾール低下)、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモン低下)、肝疾患などです。

 


レントゲン室

2009年よりデジタルレントゲンを導入し、より迅速なレントゲン検査を実現いたしました。

麻酔器と無影灯を設置しておりますので、透視下での手術も可能です。



手術室


手術室

動きやすく、衛生的な空間です。

一般的な去勢、避妊手術から高度な整形外科手術まで幅広く実施しています。

生体情報モニター・麻酔器・人工呼吸器等の設置により、より安全な麻酔管理を行っております。


手術時にレントゲン画像を確認できるよう、手術室にもPCを設置しております。


動物用生体情報モニター(フクダエム・イー工業社製)

このモニターでは、

  • 心電図
  • 終末呼気炭酸ガス濃度
  • 動脈血酸素飽和度(SpO2)
  • 呼吸数
  • 麻酔ガス濃度
  • 血圧
  • 体温

が測定でき、容態が変化しやすい麻酔手術中や手術後の回復期を中心に絶えずペットの安全を確認しております。


動物用麻酔器 アニセラc-15

これは、気化器と空気供給装置アニセラ.st及び下記の人工呼吸器ピブレスとの組み合わせにより、完璧な動物麻酔管理を実現できる機器です。最新の動物麻酔管理に適合し、供給ガスは医療用酸素及び空気を採用しています。視認性のよい流量計によりガス流量の微細な設定を容易に行うことができます。

ポップオフバルブ及び過圧安全弁により呼吸回路内の過剰圧による肺損傷から動物を守ります。


動物用人工呼吸器 ピブレス

この機器は、換気モードが複数から選択でき、多彩な呼吸管理を実現します。どんな麻酔器にも容易に接続可能で、循環式から開放式呼吸回路まで対応します。コンパクトながら、高い機能性、安全性、操作性を凝縮した一台です。


動物用内視鏡システム VES3 Helen(OLYMPUS社製)

2015年秋より沖縄県北部地域初の最新型動物用内視鏡システム(VES3 Helen:OLYMPUS社製)を導入しました。

  これによりペットが誤って異物を摂取してしまった場合に、開腹(お腹を切る)手術をすることなく処置が可能となり、治療の選択肢が広がりました。また、嘔吐や下痢といった消化器症状に対する精密検査や、高齢化に伴い増加傾向にある腫瘍性疾患の早期発見・早期治療が可能となりました。


新世代半導体レーザー DVL-20(飛鳥メディカル社製)

2015年秋より沖縄県北部地域初の半導体レーザー(DVL-20:飛鳥メディカル社製)を導入しました。レーザーの出力や照射する方法を選ぶことで出血や痛みの少ないレーザーメスとしての外科的な使用から、動物たちにやさしい関節炎やケガの痛みの緩和・回復促進まで様々な効果が得られます。

  また、無麻酔・局所麻酔を併用したイボの切除や、切除できない場所や年齢的要因によって諦めていた腫瘍に対しての最新の治療選択肢の一つとなります。

  さらに、眼科、歯科、整形外科(椎間板ヘルニア等)領域への応用など、一台で多岐にわたる用途が実現可能です。特に腫瘍科領域では、大学病院等の特別な施設でしか実施できない放射線療法の代替療法として、県内では治療不可能な諦めざるを得なかった症例に対しても適応できるようになります。


獣医療におけるレーザー治療領域

マイクロ波メス アクロサージ(Acrosurg./日機装社製)

2020年7月よりマイクロ波メス アクロサージ(Acrosurg. ) を導入いたしました。

 

マイクロ波とは、電子レンジなどでも利用されている2.45GHz帯の電磁波です。マイクロ波を照射すると組織中の水分子に作用し、活性化した分子運動によって組織そのものが熱くなるため、組織を焦がす心配がなく、周辺の損傷範囲も最小限に抑えられます。これによって手術後の創傷治癒が早まることが期待されます。

 

また、ハサミ型の「Acrosurg.」一つで、皮膚組織の切離から組織・癒着の剥離、臓器・組織の切離・止血、脈管切断・封止まで一貫して作業することができます。そのため、手術器具を持ち替える回数が減り、出血も最小限に、麻酔時間も短縮され、体に縫合糸をなるべく残さない手術をより安全に行うことが可能となり、動物たちへの負担が軽減できるようになりました。


アクロサージの機能一覧


入院室


入院室

手術室の隣りに併設されています。

 

冷暖房完備。酸素配管設置。

カメラを設置しており、モニター管理することで細かい異変も見逃さないよう努めております。


隔離入院室

伝染病・寄生虫感染症等の隔離が必要な動物をお預かりする施設です。

院内感染を最小限にします。

冷暖房完備。酸素配管設置。

隔離入院室にもカメラを設置しており、モニター管理できるようにしております。


ICU入院室

2017年春より小動物用ICU装置、Dear M11(フクダ エム・イー工業社製)を導入しました。M10から一昨年バージョンアップしたばかりなので、最新型は当院が沖縄県内初導入になります。

酸素濃度は大気中の2倍(40%)までコントロールでき、併せて温度・湿度を高精度に調節することで、手術前後や緊急時の回復期に最適な環境作りが可能となります。

また、見やすく使いやすいタッチパネルが採用されたことで、運転状況や環境変化が一目でわかり、巡回記録も管理しやすくなりました。



トリミング室


シャンプーやカットを行うトリミングルームです。

詳しくはトリミングのページをご覧ください。